資産形成コンサルタント資格について徹底解説!

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資産形成コンサルタントを証明する資格は役に立つの?」「試験の難易度は高い?」と思う方も多いでしょう。

そこで今回は、投資歴10年且つ2級FP技能士でもある筆者が、資産形成コンサルタントの資格の概要を徹底解説。また、試験の難易度、申込方法などもわかりやすく紹介しています。

こんな方に向けて書いています
  • FPの資格を持っていて運用面の知識を強化したい人
  • 金融機関・証券業界への就職を目指す学生人
Yoshihiko
Yoshihiko

私が、資産形成コンサルタントの資格について解説します!

できるだけ分かりやすく説明するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

資産形成コンルタント資格の概要

資産形成コンサルタント資格は、公益社団法人日本証券アナリスト協会が実施する民間資格です。「怪しそう!」と思う方がいるかもしれませんが、まったく怪しくありません。

今年(2025年)、資産形成コンサルタントの資格を取得した筆者が、最新状況を紹介します。

資格のメリット・デメリット

資産形成コンサルタント資格を取得する最大のメリットは、自身の金融リテラシーが向上することです。

金融機関で働いている方は、キャリアアップや顧客からの信頼獲得に直結するかもしれません。特に、ゴールベース資産管理は、顧客への具体的なポートフォリオ提案に説得力をもたらします。

一方でデメリットとしては、民間資格であるため独占業務がなく、資格の知名度がFP(ファイナンシャル・プランナー)に比べてまだ高くない点が挙げられます。難易度はFP2級+αといった感じです。

ですので、口コミ等では依然として「怪しい!」というコメントをたびたび見かけます。
しかしながら、資産管理コンサルタントは専門性の高さから、金融業界での注目が着実に高まっています。

国家資格ではない点は注意

資産形成コンサルタント資格は、税理士やファイナンシャル・プランナーのような国家資格ではありません。したがって、この資格がなければできない「独占業務」は存在しない点に注意が必要です。

あくまで、日本証券アナリスト協会が認定する民間資格であり、個人の知識やスキルを証明するための一つの指標だということを認識おきましょう。

とはいえ、金融教育の権威である日本証券アナリスト協会が運営しているため、資格の信頼性は高く、金融機関や証券会社への就職・転職において有利に働くことが期待できます。

資産形成コンサルタントとFPの違い

資産形成コンサルタントとFP(ファイナンシャル・プランナー)は、どちらもお金の専門家ですが、その専門領域に違いがあります。

FPが保険や年金、税金、不動産、相続など家計全体の幅広い知識を扱うのに対し、資産形成コンサルタントは「資産運用」の分野に特化している点が最大の特徴。株式や投資信託などの金融商品知識を深掘りした具体的な運用プランを提案する能力に長けています。

FPが「家計の総合医」なら、資産形成コンサルタントは「資産運用の専門医」と表現できるでしょう。筆者はどちらの資格も取得していますが、難易度は資産管理コンサルタントの方が、難しい印象でした。

怪しい?口コミ・評判や感想

「資産形成コンサルタントは怪しいのでは?」という口コミを見かけることがあります。しかしながら、資格自体は金融教育の専門機関である「日本証券アナリスト協会」が運営。まったく怪しいものではありません。

一部の独立系コンサルタントの営業手法などから不安を感じるケースがあるかもしれませんが、資格そのものの信頼性とは切り離して考えるべきです。

実際の口コミでは、「実践的な知識が身につき、顧客への提案の質が上がった」「金融商品の仕組みが深く理解できた」といった肯定的な評判が多く見られます。
金融リテラシーの向上を求める方から高く評価されている資格です。

Yoshihiko
Yoshihiko

次項では試験問題の難易度について、筆者の体験談をもとに解説します。

資産形成コンサルタント資格の難易度

資産形成コンサルタント資格の取得を目指す上で、多くの方が気になるのが試験の難易度です。合格率や必要な勉強時間といった具体的なデータから、資格取得の難易度を詳しく見ていきましょう。

簡単?難易度を知る合格率の推移状況

資産形成コンサルタント資格の難易度を客観的に判断する指標として、合格率が挙げられます。試験を主催する公益社団法人日本証券アナリスト協会によると、2024年の試験合格率は80.0%と公表されています。

この数値は、他の金融系資格と比較しても非常に高い水準です。例えば、国家資格であるFP技能士2級の合格率が30%~40%台で推移していることを考えると、資産形成コンサルタント資格は比較的取得しやすい、難易度は易しい部類に入る資格と言えるでしょう。

ただし、合格率が高いからといって誰でも簡単に合格できるわけではありません。資産形成に関する基礎知識を体系的に学ぶ必要があるため、油断せず試験対策を行うことが重要です。

必要な勉強時間とテキスト内容

合格に必要な勉強時間は、個人の金融知識のレベルによって異なりますが、一般的には30時間から50時間程度が目安とされています。
金融業界での実務経験がある方や、FP資格など関連資格の学習経験がある方であれば、より短い時間で合格を目指すことも可能。一方で、金融初学者の方は、用語の理解から始める必要があるため、少し多めに勉強時間を確保すると安心です。

試験は公式テキストの内容に沿って出題されます。テキストでは、顧客との向き合い方から、運用市場の仕組み、株式・投資信託といった金融商品まで、個人の資産形成に関わる幅広い分野を網羅的に学習します。実務に直結する実践的な知識が問われるのが特徴です。

おすすめテキスト・過去問題集

資産形成コンサルタント資格の試験対策で最も重要な教材は、公益社団法人日本証券アナリスト協会が発行する公式テキストです。試験問題はこの公式テキストから出題されるため、合格を目指す上では必須の教材となります。

現在、書店などで市販されている過去問題集はありません。試験はコンピュータを使って受験するCBT方式で実施されており、過去問が公開されていないためです。そのため、試験対策としては、公式テキストを繰り返し読み込み、各章末にある練習問題を完璧に解けるようにしておくことが最も効果的です。テキストの内容をしっかり理解することが、合格への一番の近道となります。

資産形成コンサルタント資格がおすすめな人

資産形成コンサルタント資格は、特定のバックグラウンドを持つ人々にとって、キャリアや私生活で大きな価値を発揮します。
ここでは、具体的にどのような人にこの資格の取得がおすすめなのかを3つの視点から解説します。

資産形成に興味がある人

これから資産形成を始めたいと考えている初心者の方や、すでに取り組んでいるものの知識を体系的に整理したい方に最適です。この資格の学習を通じて、株式、投資信託などの金融商品の特徴から、ポートフォリオの組み方まで、資産形成の基礎を網羅的に学べます。金融リテラシーを高め、自分自身の資産を守り育てるための羅針盤として、非常に役立つ資格といえるでしょう。

証券投資の知識が豊富な人

すでに株式投資や投資信託の運用経験が豊富な方にも、この資格はおすすめです。これまで自己流で培ってきた知識や経験を、第三者に説明できるレベルまで体系化し、客観的なスキルとして証明できます。
「コンサルタント」という名の通り、顧客や友人・知人へアドバイスする際の信頼性を高める効果も期待できます。自身の知識や経験を「顧客にアドバイスできるレベル」に体系化し、客観的に証明するための資格として活用できます。

金融機関・証券業界に興味がある学生

金融機関や証券会社への就職を目指す学生にとって、資産形成コンサルタント資格は強力な武器になります。エントリーシートや面接の場で、金融業界への熱意と基礎知識を客観的に示す強力なアピール材料となり、他の就活生との差別化を図ることが可能です。
比較的取得しやすいため、在学中に挑戦しやすい点も大きな魅力。入社後も、業務内容への理解を深め、スムーズなスタートを切るための土台となるでしょう。

資産形成コンサルタント資格の申し込み方法

資産形成コンサルタント資格の試験は、全国のテストセンターで受験するCBT方式が採用されています。
ここでは、具体的な申し込み手順や受験資格、費用について詳しく解説します。

CBTソリューションズで試験申込

資産形成コンサルタント資格の試験申し込みは、CBTソリューションズのウェブサイトからオンラインで完結します。CBT(Computer Based Testing)方式とは、指定されたテストセンターへ行き、そこに設置されているコンピュータを使って受験する試験形式のことです。

申し込みの際は、まず日本証券アナリスト協会のウェブサイトから「試験予約」ボタンをクリック。CBTソリューションズで受験者アカウントを作成する必要があります。
アカウント作成後、マイページから希望する試験、会場、日時を選択して予約を進めます。申し込みから支払いまで、すべてオンラインで手続きできるため、時間や場所を選ばずに準備を進められるのが特徴です。

受験資格と試験日程【2025年】

資産形成コンサルタント資格には、学歴、年齢、国籍、実務経験といった受験資格の制限は一切ありません。そのため、金融業界での経験がない方や学生、主婦の方でも、意欲があれば誰でも挑戦することが可能です。

また、試験日程は特定の日が設けられているわけではなく、CBT方式のため通年で実施されています。2025年も同様に、年末年始やシステムのメンテナンス期間を除き、受験者が自身の都合に合わせて試験日と会場を自由に選択できます。お住まいの地域やスケジュールに合わせて柔軟に受験計画を立てられる点は、大きなメリットと言えるでしょう。

受験料は一般9,900円(税込)

資産形成コンサルタント資格の一般受験料は9,900円(税込)です。この受験料は、CBTソリューションズのウェブサイトで試験を申し込む際に支払います。

支払い方法には、クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済、Pay-easy(ペイジー)決済などが利用できます。領収書もマイページから発行可能ですので、必要な方は忘れずに確認しましょう。なお、一度支払った受験料は返金されないため、申し込みの際は日程などを慎重に検討することが重要です。

まとめ:資産形成コンサルタントは今注目の資格

以上のことをまとめると、資産形成コンサルタントは、

  • 国家資格ではない
  • 合格率は比較的高い
  • FPの試験よりも簡単
  • CBT方式で随時受験できる

といった特徴が挙げられます。

金融業界を目指す学生や社会人、自身の資産運用に知識を活かしたい方にとって、挑戦しやすい資格と言えるでしょう。

著者
Yoshihikoのイラスト画像

Yoshihiko

ニュージーランドで2年間の語学留学を経験。帰国後は商社に入社し、現在まで約20年間勤務。企業経理を担当しながら、副業でWebライターとしての顔も持つ。趣味はゴルフと投資。金融ジャンルの知識を深めるため、2025年に2級FP技能士の資格を取得。自身のこれまでの経験や専門知識を活かし、幅広いジャンルの記事を執筆している。